museum studies(009)「Owl as the present/The social education policy of the Manchurian country and the practice of the museum and newspaper report in Japan/Ainu Museum of 2020」

Lecture memo

  • フクロウ
    • 近世においてフクロウは和人の間で献上品・贈答品とされていたことが紹介された。では和人にとって、なぜフクロウが献上品・贈答品に成りえたのか。単純に考えると希少価値があったのか。珍奇な動物として贈答品・献上品となったのか。それとも、羽毛や肉に価値があったのか。疑問に思ったので質疑応答の時に聞いたのだが、良く分からないとのことであった。他の質問者がタンチョウは生きたまま献上されていたことを紹介していたので、フクロウも生きたまま献上されたのだろうか?ナゾ。
  • 満洲国における博物館政策
    • 満洲国の国家政策(教育政策・社会教育政策・博物館政策)を、どのように博物館のキュレーター(学芸員)たちは実践していたか。また満洲国の博物館の取り組みは、日本ではどのように新聞報道されていたのか。満洲国国家政策→博物館の実践→日本の民衆への情報という三段階の実証が行われた。実際に日本人の観光客が博物館の展示を見てどのように思ったのかは、紀行文や体験記、旅行報告書で分析される。ただし、それらに博物館について書かれていない可能性もある。中国語が読めて記録が残っていれば、満洲人たちが博物館を見てどのように思ったのかを分析してみても面白いかもしれない。
  • 2020年にできる国立のアイヌの博物館
    • このまえNorth-sea-road-museumに行ったときキュレーターさんからアイヌ展示について聞いた時、2020年の国立のアイヌの博物館では、展示に「私たちの」という枕詞を付けたことがウリだという解説を聞いていた。報告者もそのことに触れていたので質疑応答の時に質問した。「私たちの」とあるが展示するキュレーターや解説員は全員アイヌがやるのかと?
    • 第二の質問としては、色々なアイヌがいるが、アイヌ自身は自分たちを統一性のある「アイヌ」民族として見ているのか、それとも地域のエスニシティの方が優先されるのかを聞いた。
    • 三点目として、先住民族の文化がエンターテイメント的な目線に晒されることについてアイヌ自身がどのように思っているのかも質問した。