museum studies(010)「Local museum/Outdoor Museum/UNESCO Recommendation」

Lecture Notes

  • 【1】Local museum
    • Abstract…ノースシーロードにおけるlocal museumの比較研究。常設展示、教育活動、設立経緯などが比較の観点。
    • 疑問に思ったのは、設置者や経営母体によりmuseumの機能が変わってくるということ。例えば教育委員会管轄の社会教育施設という位置づけなら、市の教育政策の方針により規定されてくる。教授はここにおいて、市町村立の博物館だからといって全てが教育委員会の管轄下にあるわけではなく、当時の市長の公約などにも規定されてくるので、運営母体や設置者の方針をきちんと確認するよう述べておられた。
    • 第二の疑問点は、その土地ならではの地域的特性が見られるかどうかということ。ノースシーロードという行政区分は面積が広大。それゆえ常設展で先住民アイヌや時代区分というだけの分析枠組みではなく常設展における地方色も検討したほうがよいのではないかと心中に浮かんだ。


  • 【2】Outdoor Museum
    • Abstract:Outdoor Museumを消費した来館者の意識変容について検討する。
    • 先週の演習で、満洲における博物館の報告で藤山一雄の民俗展示場が話題となったので、野外展示をやるのはその潮流か!?と一瞬だけ頭をよぎる。
    • 疑問点としては、せっかく野外博物館という誰も取り組んでいない分野にも関わらず、結局やることは来館者の意識変容なので、わざわざ野外博物館を題材とする独自性に欠けるのではないかということ。野外博物館ならではの研究にはどのようなものがあるのか。そういった趣旨のことを質問した。するとReporterではなくプロフェッサーがフォローして答えて曰く、論文指導で全く同じ指摘をしたのだということ。それ故、各地のアウトドアミュージアムに修行の旅に出るのだとか云々。Reporterの人が日本の野外博物館で登録博物館のものは16個しかないと述べたことに対し、他の質問者は具体的な博物館名を挙げよと突っ込んでいた。
    • 第二の疑問点として、利潤追求のための来館者増について。reporterはしきりと野外博物館による経営状態の改善を主張していたのだが、民営ならともかくとして、社会教育施設である登録博物館は税金でまかなわれているので、そんなにも経営がピンチなのだろうか。来館者増を求めるのは、一人でも多くの人に教育・啓蒙を施すためであり、来館者による収益増を求めなければならないほど自治体が行き詰っているのだろうか。来館者を増やすことで収益を上げて、入場料を安くしたり、展示をクォリティアップするのか?


  • 【3】UNESCO Recommendation
    • 要旨:「Display of indigenous peoples by museum」の問題を解決することはユネスコが出しているミュージアムへの勧告の問題を解決する一助となる。植民地支配をした帝国による先住民の展示問題。ノースシーロードではアイヌ展示。2015年ユネスコの博物館勧告にはグローバル化QOL、社会的役割、情報の4つがあって、先住民展示問題はこの中の社会的役割における先住民への展示品の返還問題を解決するのに役立つとのこと。
    • 疑問点;博物館と先住民族の共同が抱える問題点の具体的なものは何か。その問題はどのように解決されるのか。博物館の今日的な問題とは何か。この今日的問題を解決するために先住民族問題の解決がどうして役に立つのか。