満鉄記録映画集【4】・【5】

満洲国コンテンツとして映画作品を視聴している。
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満鉄記録映画集 【4】

満洲におけるリットン調査団

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  • 雑感
    • 欧米向けに満洲事変及び満洲国の正当性を訴える作品。張学良の悪逆非道をアピールしながら、如何に満洲国になってから民衆の生活が向上したかを強調し、満鉄の貢献や日本の支援を描いている。民族協和の多民族国家の素晴らしさを唱えるため、リットン調査団に対して、民衆がデモを行ったり陳情を行ったりする様が映し出されている。
欧米向けのサイレント映画の字幕を訳した日本語のナレーションが挿入されている。以下はそれをメモしたもの。
  • 大連港。
    • 日本の駆逐艦「芙蓉」で日本側の参与員ヨシダイサブロウトルコ大使とともに大連に到着したフランス代表のクローデル陸軍中将とドイツ代表の国会議員シュネー博士。
    • 中国の巡洋艦ハイキで到着した中国側の参与員コイキン博士と調査団団長イギリスのリットン卿。
    • 明治42年の大連、昭和6年の大連。
  • 大連を出発、奉天に向かう調査団。
    • 調査団を見送る内田コウサイ満鉄総裁。
    • 満洲の春。
    • 孔子廟に古くから伝わる儀式。
  • 奉天
    • 奉天の日本人街と満鉄の付属地
    • 調査団が滞在した満鉄経営のヤマトホテル
      • 調査団団長イギリスのリットン卿
      • イタリアの外交官アブドロバンディー伯爵
      • フランスのクローデル陸軍中将
      • アメリカのマッコリー陸軍少将
      • ドイツの国会議員シュネー博士
    • 奉天において本庄繁関東軍司令官の会見に臨む調査団
    • 80万人にのぼる在満朝鮮人を代表して 彼らは張学良体制のもとで受けた不当な扱いを調査団に訴えた
    • 同じく陳情に訪れた満洲の農民代表
    • ゾウシキキ奉天省長との会見
    • 調査団は去る昭和6年9月18日夜、北大営の中国軍が満鉄の線路を爆破した柳条湖の現場を視察した
  • 続いて北大営に向かう。
    • 昭和4年5月に撮影された北大営の張学良軍
    • 柳条湖事件の翌日昭和6年9月19日の北大営
    • 同じく事件翌日の奉天市内の状況
    • 今や完全に落ち着きを取り戻している市内
  • 清が都を北京に移す前の太祖・太宗の宮殿
    • 清の太祖コウコウテイが葬られている東陵を訪れたシュネー博士
    • 第二代太宗の陵墓北陵
    • ラマ寺院の新年
  • 毎年何百人、何千人もの中国人たちが内乱と飢餓から逃れて満洲へと流れ込んでくる
    • 日本の力で20年に渡って保たれてきた満洲の安定と豊かさがこうした人々を満洲に引き付けている
    • かくして明治40年に1600万人であった満洲の人口は昭和6年には3000万人に達した。
  • 調査団はさらに北上し今や新生満洲国の首都新京と名付けられた長春を目指した。
  • 満洲農業の発展に大きく貢献した満鉄の農事試験場に立ち寄った
    • 満洲の農産物を代表する北満の大豆は世界の大豆供給量の60パーセントを占めている。
    • うずたかく積み上げあるいは巨大なサイロにおさめられ保管される大豆。
    • 北満の大豆は新京に輸送され、さらに南の大連から海外に輸出される。
  • 調査団は新京から東清鉄道に乗り継ぎ哈爾賓を目指した。
    • 沿線を警備する満洲国軍。
    • 哈爾賓に到着。要人の出迎えを受ける調査団。
    • 満洲人、中国人、ロシア人、そして日本人が混在する街、哈爾賓。
    • 匪賊を撃退するために、たびたび出動する日本軍。
    • 調査団を迎えた初夏の哈爾賓。
    • 松花江、スンガリー。航行可能な支流を含めるとその経済水路は1350キロメートルに及ぶ。
  • 匪賊や張学良軍の残党のために治安が悪化している斉斉哈爾方面の調査に当っては、調査団の人数を絞り込み各国随員からなる少数の専門家グループが空路現地に赴いた。
    • 斉斉哈爾に到着。
  • 奉天への帰途 専門家グループは昻々渓と大興に立ち寄り、昭和6年11月馬仙山軍により破壊された嫩江にかかる橋を視察した。
    • 馬仙山軍の塹壕
    • 敵前で橋脚を修復する満鉄社員。
    • 再開された列車の運行。
  • 中国駐在イギリス公使ランプソン卿が、調査団が戻って間もない大連を訪れた。
    • 星ケ浦で疲れを癒す調査団。
    • 中国人のためにも日本は鉄道沿線に学校や病院を作った。
    • 中国の子供達の学校を訪れたシュネー博士。

満鉄記録映画集 【5】

『王道燦たり』(製作:満鉄映画製作所 製作年:昭和17年 約68分)

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  • 雑感
    • 日露戦争以前における山海関以北へのイギリス資本の鉄道建設及びロシアの東清鉄道の建設。この状況の中で日本が日露戦争に勝利し旅順・大連の租借権と長春以南の東清鉄道の利権を獲得する。ここから満鉄の歴史が始まり、張作霖爆殺、満洲事変、満洲国建設、太平洋戦争勃発へと繋げていく。松岡洋右の国際聯盟での演説と、東清鉄道譲渡における広田弘毅外相の肉声が聞ける。松岡がたどたどしい単語を繋ぎ合わせたような英語で興奮気味に甲高く発音する姿が見られる。また東清鉄道譲渡を成し遂げた広田弘毅はニッコニコであった。また1942年作成のため、満洲事変を「大東亜戦争の緒戦」、満洲国建国を「大東亜共栄圏建設の序曲」と位置づけている。

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